横浜市で墓じまい|区役所での改葬許可、市営墓地の返還、市内の改葬先

お墓の場所・ご遺骨の数・改葬先の希望を伺えば、必要な手続きと費用の目安をお伝えできます。まずは30分の無料相談(事務所・ご自宅訪問・オンライン・お電話)をご利用ください。遠方のお墓も郵送で対応します。

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目次

この記事の結論

  • 横浜市内のお墓の改葬許可は、お墓がある区の区役所戸籍課に申請します。手数料は無料で、郵送でも申請できます。
  • 市営墓地(日野公園・久保山・三ツ沢など)は、管理事務所で証明を受けてから区役所に申請し、すべての遺骨を移すなら返還届も出します。
  • 市内の公営の改葬先には、日野こもれび納骨堂や、2027年4月開園予定の舞岡しぜん墓園があります。募集は原則として毎年9月の約1か月で、横浜市に3か月以上の住民登録が必要です。

横浜市で墓じまいをする流れ

横浜市内のお墓をしまう流れは、おおむね次のとおりです。

  1. 家族・親族で話し合い、改葬先を決める
  2. 改葬先から受入証明(使用許可証の写しなど)をもらう
  3. 今のお墓の管理者(寺院・霊園・市営墓地の管理事務所)に埋蔵証明を書いてもらう
  4. お墓がある区の区役所戸籍課に改葬許可を申請する
  5. 閉眼供養(宗派や寺院により異なります)、遺骨の取り出し、墓石の撤去
  6. 墓地を返還し、改葬先に改葬許可証を出して納骨する

横浜市も、改葬先の管理者が独自の決まりを設けていることがあるため事前に確認すること、親族とよく話し合うことを案内しています。

改葬許可の申請(区役所戸籍課)

窓口と受付時間

横浜市の改葬許可は、今お墓がある区の区役所戸籍課で受け付けています。お住まいの区ではなく、お墓のある区である点に注意してください。

  • 受付時間:平日8時45分〜17時、第2・第4土曜日9時〜12時(祝日・年末年始を除く)
  • 申請書:横浜市の電子申請システムからダウンロードするか、区役所戸籍課で受け取れます

必要なもの

書類 内容
改葬許可申請書 埋蔵証明欄を墓地管理者に書いてもらう(管理者独自の様式でも可)
委任状または承諾書 申請者が墓地使用者でない場合
墓地使用許可書 管理者から求められることがある

改葬許可証の交付は無料です。ただし、埋蔵証明を墓地管理者が有料にしている場合があります。改葬先の受入証明も、多くの場合あわせて求められます。

郵送での申請

横浜市では郵送でも申請できます。お墓がある区の区役所戸籍課あてに必要書類を送り、申請書には昼間に連絡がつく電話番号を書き、切手を貼った返信用封筒を同封します。許可証は郵送で返ってきます。

許可が出たあと

改葬許可証は、遺骨を取り出すときに今の墓地管理者に見せます。その後、改葬先の管理者に提出します。

お墓の種類別の手順

寺院墓地の場合

お寺の境内墓地の場合は、まずご住職に墓じまいの意向を伝え、埋蔵証明をお願いします。閉眼供養をどう行うか、お布施の目安なども、このときに相談するのが一般的です(宗派や寺院により異なります)。

離檀のお礼(離檀料)を包むことがありますが、法律上の支払義務は定められていません。金額について争いになった場合、当事務所は交渉の代理はできないため、弁護士にご相談いただくようご案内しています。

お寺が埋蔵証明を書いてくれない場合について、厚生労働省は2026年1月23日付の事務連絡(Q&A)で、墳墓の写真や経緯を書いた申述書などを代わりの書面の例として示しています(総務省東北管区行政評価局の資料)。認めるかどうかは区役所(市長)の判断になるため、事前に相談しましょう。

民間霊園の場合

民間霊園では、管理事務所に墓じまいを申し出て、所定の手続き(返還の届出、埋蔵証明の発行など)を確認します。指定石材店があるかどうか、撤去工事のルール、使用料や管理料の扱いも霊園ごとに違います。

横浜市営墓地の場合

横浜市が管理する墓地には、久保山墓地(西区)、三ツ沢墓地(神奈川区)、日野公園墓地(港南区)、メモリアルグリーン(戸塚区)、日野こもれび納骨堂(港南区)などがあります。

久保山・三ツ沢・日野公園墓地について、横浜市の「各種手続き一覧」では次のように案内されています。

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手続き 主な書類 手数料
改葬(改葬許可証明申請) 埋葬・埋蔵・収蔵・改葬届出書、使用許可証、改葬許可証明申請書、改葬先の受入証明書等。使用者以外が申請する場合は使用者の承諾書 1通300円
墓地の返還 墓地納骨堂返還届出書、使用許可証 無料
名義の書換(承継) 承継許可申請書、戸籍謄本など 300円

流れとしては、管理事務所で改葬許可証明を受けたあと、その申請書を区役所に出して改葬許可を受けます。お墓の遺骨をすべて移す場合は、あわせて返還の手続きをします。返還にあたっては、墓石を撤去して区画を元に戻すことが求められます。工事は石材店に依頼します。

使用者が亡くなっている場合は、先に名義の書換(承継)が必要になることがあります。既に納めた使用料・管理料は原則として返ってこないとされています。手続きの細かな点は、各墓地の管理事務所や健康福祉局環境施設課に確認してください。

横浜市内の改葬先

日野こもれび納骨堂(港南区)

2018年4月に供用が始まった市営の納骨堂です。横浜市の公式ページによると、次の2種類があります。

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区分 使用料 管理料・期間
自動搬送式納骨施設 1基484,000円 年間9,900円、使用期間30年
合葬式納骨施設 1体74,800円 1体46,200円、60年分

合葬式は、シンボルツリーの地下に、粉状にした遺骨を個人単位で納める施設です。参拝は地上の献花台の前で行います。合葬式は使用料と管理料を合わせて1体約12.1万円です。

令和8年度の募集では「生前・改葬」の枠があり、自動搬送式・合葬式のいずれも応募が募集数を超えず、無抽選でした(横浜市の応募状況)。年度によって応募状況は変わるため、次回の募集で同じとは限りません。

舞岡しぜん墓園(戸塚区)

2027年4月に開園予定の市営墓園です。令和8年度に初めての使用者募集が行われ、芝生型納骨施設、合葬式樹木型・樹林型・慰霊碑型の納骨施設が対象になりました。こちらにも「生前・改葬」の枠があります。樹木型など一部の区分は抽選倍率が高く、慰霊碑型などは無抽選でした。

メモリアルグリーン(戸塚区)

2006年に開園した公園型の市営墓園です。令和6年度には返還された区画の再募集がありましたが、対象は火葬後一度も納骨していない遺骨を保管している方(遺骨保持者)に限られていました。令和8年度の募集対象には含まれていません。

久保山・三ツ沢・日野公園墓地の返還区画

令和7年度には、返還された区画の再募集が行われましたが、これも遺骨保持者のみが対象でした。墓じまいで取り出した遺骨を、これらの墓地の区画に移すことは、募集の条件上難しい場合があります。

募集の時期と申込資格

横浜市営墓地・納骨堂の募集は、原則として毎年9月の約1か月間です。令和8年度は9月1日から30日まで、郵送またはインターネットで受け付けました。申込資格は、横浜市に住民登録をして3か月以上経っていることなどです。分骨やペットの遺骨は申し込めません。

募集の内容(施設・区分・金額)は年度ごとに変わります。申し込む年の「申込みのしおり」で必ず確認してください。

市外・民間の選択肢

市営の募集時期に合わない場合は、民間霊園の樹木葬や納骨堂、寺院の永代供養墓も選択肢になります。川崎市や都立霊園の合葬墓は、それぞれの居住要件があるため、横浜市民は原則として対象外です。

横浜市で墓じまいをするときの注意点

  • 申請先はお墓がある区:たとえば青葉区に住んでいても、お墓が港南区なら港南区役所に申請します。
  • 改葬先を先に決める:受入証明がないと申請が進みにくいため、市営の改葬先を考えるなら9月の募集から逆算します。
  • 個人墓地(自宅の敷地など)の場合:改葬許可に加えて墓地の廃止許可が必要です。横浜市は事前に医療局生活衛生課に相談するよう案内しています。
  • 補助制度:墓じまいの費用を補助する横浜市の制度は、現時点で公式サイト上に見当たりません。最新の状況は市にご確認ください。

費用の考え方は「墓じまいの費用の内訳と総額」をご覧ください。

よくある質問

Q1. 横浜市の改葬許可は、住んでいる区の区役所で申請できますか?

できません。お墓がある区の区役所戸籍課が窓口です。郵送でも申請できます。

Q2. 日野こもれび納骨堂に、墓じまいした遺骨を移せますか?

令和8年度の募集には「生前・改葬」の枠がありました。申込資格(横浜市に3か月以上の住民登録など)や募集区分は年度ごとに変わるため、募集案内で確認してください。

Q3. 市営墓地を返すとき、使用料は戻ってきますか?

既に納めた使用料・管理料は、原則として返還されないとされています。詳しくは管理事務所に確認してください。

Q4. 遠方の親族のお墓を、横浜市内に移すことはできますか?

できます。この場合の改葬許可は、遠方のお墓がある市区町村に申請します。段取りは「遠方のお墓を神奈川・東京へ移す」で解説しています。

当事務所でできること

櫻井高貴行政書士事務所は横浜市青葉区の行政書士事務所です。横浜市内の墓じまいの書類手続きをお手伝いしています。

  • 改葬許可 代行プラン(44,000円):書類の取り寄せ・区役所への提出・許可証の受け取りまで(1墓所・遺骨2柱まで。3柱目から1柱8,800円)
  • 公営墓地の返還届(オプション 11,000円)
  • 墓じまい まるごと段取りプラン(132,000円・4柱まで):石材店3社の相見積もりの取りまとめ、改葬先候補の比較表、神奈川・東京で1回の現地同行など

石材店・霊園・寺院から紹介料は受け取っていません。詳しくは料金表、ご相談は無料相談フォームからどうぞ。

出典

  • 横浜市「改葬許可申請」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/todokede/koseki-juminhyo/koseki/kaisou.html
  • 横浜市「市営墓地の各種手続き一覧(久保山・三ツ沢・日野公園墓地用)」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/shieibochi/ku-bochi.files/R3tetuduki-itiran.pdf
  • 横浜市「久保山墓地」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/shieibochi/ku-bochi.html
  • 横浜市「日野こもれび納骨堂」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/shieibochi/hinokomorebi.html
  • 横浜市「市営墓地・納骨堂の使用者募集」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/shiyoushaboshu.html
  • 横浜市「令和8年度 市営墓地・納骨堂 募集概要」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/shiyoushaboshu.files/0052_20260703.pdf
  • 横浜市「令和8年度 申込みのしおり」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/shiyoushaboshu.files/0053_20260821.pdf
  • 横浜市「令和8年度 応募状況」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/shiyoushaboshu.files/0056_20261013.pdf
  • 横浜市記者発表「舞岡しぜん墓園の開園と使用者募集」(2026年6月30日) https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kenko/2026/0630maioka.html
  • 横浜市記者発表「令和7年度 市営墓地・納骨堂の使用者募集」 https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kenko/2025/0627bochi.html
  • 横浜市記者発表「令和6年度 市営墓地・納骨堂の使用者募集」 https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kenko/2024/R6boshuu.html
  • 横浜市「個人墓地の廃止手続」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/saijo/kojinbochihaisi.html
  • 横浜市「墓地及び霊堂に関する条例」 https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kyoso/public-facility/kaku-katsuyou/kenko/list/mg-3shitei.files/27boti-jorei.pdf
  • 総務省東北管区行政評価局「墓じまいに関する情報収集結果」(2026年1月30日) https://www.soumu.go.jp/main_content/001084523.pdf
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