墓じまいを代行に頼むなら|行政書士・石材店・墓じまい業者の違いと費用

お墓の場所・ご遺骨の数・改葬先の希望を伺えば、必要な手続きと費用の目安をお伝えできます。まずは30分の無料相談(事務所・ご自宅訪問・オンライン・お電話)をご利用ください。遠方のお墓も郵送で対応します。

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目次

この記事の結論

  • 墓じまいの代行は、書類(改葬許可申請など)は行政書士、墓石の撤去工事は石材店が担うのが基本です。墓じまい業者は、その両方の手配をまとめる窓口の役割をしていることが多いです。
  • 報酬を得てお寺との離檀料の交渉を代理できるのは、原則として弁護士です。争いになったら弁護士に相談します。
  • 見積もりでは「誰が書類を作るのか」「紹介料が発生していないか」「追加費用の条件」を確認しましょう。

墓じまいで「代行」できる作業とは

墓じまいには、大きく分けて次の作業があります。

  1. 親族との話し合い、改葬先の決定
  2. お寺・霊園への相談と埋蔵証明の依頼
  3. 改葬許可の申請(役所)
  4. 閉眼供養(宗派や寺院により異なります)
  5. 遺骨の取り出しと墓石の撤去工事
  6. 墓地の返還、改葬先への納骨

このうち、3の役所への書類は行政書士、5の工事は石材店、4の供養は僧侶、とそれぞれ担い手が違います。「代行」と一口にいっても、どこまでを誰に頼むのかを分けて考えることが大切です。

行政書士・石材店・墓じまい業者の違い

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依頼先 主にできること できないこと
行政書士 改葬許可申請書・承諾書・委任状の作成、役所への提出と許可証の受け取り、親族への説明文の作成 墓石の撤去工事、離檀料の交渉・争いの代理
石材店 墓石の撤去・処分、遺骨の取り出し、整地、新しいお墓の建立 報酬を得ての役所への書類作成、離檀料の交渉
墓じまい業者 石材店・僧侶・改葬先の手配の取りまとめ、日程調整 行政書士がいなければ報酬を得ての書類作成はできない。交渉の代理は弁護士の業務

行政書士

行政書士は、官公署(役所)に出す書類の作成と、その提出手続きの代理を業務としています(行政書士法1条の2、1条の3)。改葬許可申請はこれにあたります。墓地使用者の承諾書や親族への説明文など、事実を証明する書類の作成も行います。

一方で、行政書士は工事をしませんし、争いになっている事件の交渉もできません。行政書士法1条の3第1号は、提出手続きの代理から弁護士法72条に定める法律事務を除いています。

石材店

墓石の撤去・処分、遺骨の取り出し、区画の整地を行うのは石材店です。お墓の建立を手がける石材店に、墓じまいの撤去も頼むのが一般的です。お寺や霊園によっては、工事を任せる石材店が決まっている(指定石材店)こともあります。

石材店の中には「手続き代行無料」とうたうところもあります。ただし、2026年1月1日施行の行政書士法改正で、行政書士でない人が「いかなる名目によるかを問わず報酬を得て」書類を作ることは禁止であると明確にされました(衆議院 法律案要綱)。パック料金に含める形でも、資格のない人が申請書を作ることには注意が必要です。依頼者自身が書類を書き、石材店が書き方を案内する、という形をとっている業者もあります。

墓じまい業者

墓じまい業者(ポータルサイトや代行会社)は、石材店・僧侶・改葬先・行政書士などを手配し、窓口を一本化するサービスです。遠方のお墓など、自分で一つずつ手配する時間がないときに便利です。

一方で、実際の工事は提携の石材店が行い、書類は依頼者本人か提携の行政書士が作るのが一般的です。業者が受け取る手数料や提携先への紹介の仕組みは、見積もりからは見えにくいことがあります。

費用の目安

依頼先 費用の目安
行政書士(書類作成・提出代行) 1柱3万円台+追加1柱5千〜1万円程度、フルサポートは7万〜18万円程度
石材店(撤去工事) 1㎡あたり10万〜15万円程度が目安。首都圏では5万〜9万円台の見積もりも
墓じまい業者(パック) 2㎡程度で16万〜30万円程度(撤去と取り出しが中心)

いずれも各社の公開料金をもとにした目安です。同業の行政書士では、1柱33,000円+2柱目以降11,000円の料金や、3万〜12万円程度のプラン制などが見られます。総額の考え方は「墓じまいの費用の内訳と総額」をご覧ください。

依頼するときの注意点

離檀料の交渉は弁護士へ

お寺から高額な離檀料を求められ、金額や支払いの必要性について争いになっている場合、交渉を代理できるのは弁護士です。弁護士でない人が報酬を得て法律事件の交渉を代理すると、弁護士法72条に触れるおそれがあります。

離檀料には法律上の支払義務は定められておらず、国民生活センターも明確な基準はないとして、まずは寺院と話し合うよう助言しています。話し合いがまとまらないときは、消費者ホットライン(188)や弁護士に相談しましょう。

「離檀代行」をうたうサービスでは、誰が交渉するのか(弁護士が直接受任するのか)を必ず確認してください。

紹介料(キックバック)の有無を確認する

代行を頼んだ先が、石材店や霊園から紹介料を受け取っていると、紹介先が「依頼者に一番合う業者」ではなく「紹介料が出る業者」になるおそれがあります。行政書士については、日本行政書士会連合会の「行政書士職務基本規則」で、依頼者を紹介したことの対価を求めることなどが禁じられています。

依頼するときは「石材店や霊園から紹介料を受け取っていますか」と聞いてみましょう。

お寺が埋蔵証明を書いてくれないとき

お寺が改葬に反対し、埋蔵証明を書いてくれないこともあります。厚生労働省は2026年1月23日付の事務連絡(Q&A)で、墳墓の写真や提出できない経緯を書いた申述書などを代わりの書面の例として示しました(総務省東北管区行政評価局の資料)。どの書面で認めるかは市区町村長が判断します。代わりの書面の作成や役所への事前相談は、行政書士がお手伝いできる部分です。

見積もりで確認する項目チェックリスト

代行を頼む前に、次の点を見積もりや説明で確認しましょう。

書類手続き

  • [ ] 改葬許可申請書を作るのは誰か(行政書士か、依頼者本人か)
  • [ ] 遺骨の数(柱数)で料金が変わるか
  • [ ] 戸籍などの取り寄せは含まれるか、証明書の手数料・郵送費は別か
  • [ ] 墓地使用者の承諾書、委任状の作成が含まれるか
  • [ ] 公営墓地の返還届が含まれるか

撤去工事

  • [ ] 墓石の解体・運搬・処分、基礎・外柵の撤去、整地まで含まれるか
  • [ ] 遺骨の取り出し、洗浄・乾燥、粉骨は含まれるか(別料金か)
  • [ ] 重機が入れない場合の追加費用
  • [ ] 工事後の写真報告があるか
  • [ ] 立ち会いが必要か

供養・改葬先

  • [ ] 閉眼供養の僧侶手配は含まれるか、お布施は別か
  • [ ] 改葬先の使用料・管理料は含まれるか
  • [ ] 送骨の場合の費用と方法

契約・お金

  • [ ] 支払い時期(前払い・着手金・完了後)
  • [ ] キャンセル料の条件
  • [ ] 追加費用が発生する条件が書面に書かれているか
  • [ ] 石材店・霊園・寺院からの紹介料の有無
  • [ ] 争いになったときの対応(弁護士への引き継ぎ)

どこに頼むのがよいか

  • 書類だけ頼みたい、工事は自分で石材店を選びたい:行政書士
  • お寺との関係も良好で、近くに付き合いのある石材店がある:石材店に工事を頼み、書類は自分か行政書士
  • 遠方で何から手をつけてよいか分からない:全体の段取りを組める行政書士か墓じまい業者(書類の担い手と紹介料の有無を確認)
  • お寺と離檀料でもめている:弁護士

行政書士に代行を頼むときの流れ

当事務所のような行政書士に改葬許可の代行を頼む場合、一般的には次の順で進みます。

  1. 無料相談:お墓の場所、遺骨の数、改葬先が決まっているかをうかがいます。
  2. お見積もりと委任:料金と実費の見込みをお伝えし、委任状をいただきます。
  3. 書類の準備:申請書・承諾書を作成し、墓地管理者に埋蔵証明を、改葬先に受入証明を依頼します。
  4. 役所への提出:お墓がある市区町村に提出します(郵送で受け付ける自治体も多くあります)。
  5. 許可証のお渡し:受け取った改葬許可証をお届けし、取り出し日に使えるようにします。

石材店の工事日は、許可証が届く見込みが立ってから決めると、日程のずれを防げます。

よくある質問

Q1. 改葬許可の申請は自分でもできますか?

できます。申請先は今お墓がある市区町村で、郵送で受け付けている自治体も多くあります。書類だけ専門家に作ってもらい、提出はご自身で行う方法もあります。

Q2. 行政書士に頼むと、お寺への連絡もしてもらえますか?

お寺へのお知らせ文の作成や、埋蔵証明の依頼書類の準備・取り寄せなど、手続きに必要な事務はお手伝いできます。離檀料の交渉や争いの代理はできません。

Q3. 石材店の「手続き代行無料」は問題ないのですか?

サービスの中身によります。行政書士でない人が報酬を得て申請書を作ることは、名目を問わず行政書士法で禁止されています。「無料」と書かれていても、誰が書類を作るのか(依頼者本人か、提携の行政書士か)を確認しましょう。

Q4. 代行を頼めば現地に行かなくて済みますか?

立ち会いなしで工事できる石材店や、郵送で申請できる自治体であれば可能な場合があります。ただし、お寺や霊園が施主の立ち会いを求めることもあります。

当事務所でできること

櫻井高貴行政書士事務所は、改葬許可などの書類手続きを定額でお引き受けしています。

  • 書類作成プラン(22,000円):申請書・委任状・承諾書を作成。提出はご本人
  • 改葬許可 代行プラン(44,000円):書類の取り寄せ・提出・許可証の受け取りまで(1墓所・遺骨2柱まで。3柱目から1柱8,800円)
  • 墓じまい まるごと段取りプラン(132,000円・4柱まで):石材店3社の相見積もりの取りまとめ、改葬先候補の比較表、親族への説明文・寺院へのお知らせ文、全体の日程表、神奈川・東京で1回の現地同行
  • 埋蔵証明書が出ないときの申述書等(27,500円)

石材店・霊園・寺院から紹介料は受け取りません。離檀料の交渉など争いになった場合は弁護士をご案内します。詳しくは料金表、ご相談は無料相談フォームからどうぞ。

出典

  • 行政書士法(日本法令外国語訳データベース) https://www.japaneselawtranslation.go.jp/ja/laws/view/2842/tb
  • 衆議院「行政書士法の一部を改正する法律案 要綱」 https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/youkou/g21705036.htm
  • 日本行政書士会連合会「行政書士職務基本規則」 https://www.gyosei.or.jp/sites/default/files/1784093101/%E8%A1%8C%E6%94%BF%E6%9B%B8%E5%A3%AB%E8%81%B7%E5%8B%99%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E8%A6%8F%E5%89%87%EF%BC%8826.07.15%E7%90%86%E4%BA%8B%E4%BC%9A%EF%BC%89.pdf
  • 横浜市「改葬許可申請」 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/koseki-zei-hoken/todokede/koseki-juminhyo/koseki/kaisou.html
  • 熊本市「墓じまい 離檀料に関するトラブルに注意」(国民生活センター 見守り新鮮情報 第424号) https://www.city.kumamoto.jp/kiji00343105/index.html
  • 総務省東北管区行政評価局「墓じまいに関する情報収集結果」(2026年1月30日) https://www.soumu.go.jp/main_content/001084523.pdf
  • 総務省「墓じまいに関する情報収集結果(別添1)」 https://www.soumu.go.jp/main_content/001053400.pdf
  • 同業の料金例(民間・目安): 吉村行政書士事務所 https://www.gyosyo.jp/hakajimai/ohaka-ikotsu / TTF行政書士事務所 https://ttfgyosei.com/hakajimai/fee/
  • 墓じまい業者の料金例(民間・目安): わたしたちの墓じまい https://kaiso.or.jp/haka/price/ / まごころ価格ドットコム https://magokorokakaku.com/hakajimai/
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